2013年7月2日火曜日

河井寛次郎記念館

河井寛次郎記念館へ行って来ました。
お盆のお墓参りの時ついでに寄りたいのに、いつもその時期は夏期休館なので、なかなか行く機会が無かったのですが、ようやく行くことができました。


さすが芸術家。家も道具も何もかもこだわり抜いた、河井寛次郎好みです。
私の様な凡人と違って、趣味に合わない戴き物やマスプロダクツ製品などは絶対許さない姿勢です。囲炉裏前に置いてある臼で作った椅子。


かわいいお人形は裏にも顔があります。手も動くんです!
箱階段、裏半分は下駄箱。手すり代わりに数珠の大きなものがぶら下がってる。


外から見るとそんなに広くないと思っていたのでビックリです。中庭をぬけてドンドン入って行くと、のぼり釜があります。こんな都会の真ん中に!
さすがに今は使われてない。





昭和12年にこの自宅を設計、建築した時には、この辺りには清水焼の窯がたくさんあったらしい。
私の祖父がよくここへ来て、あまりに熱心に作品を眺めるので、河井先生に「これだけ熱心に見てもらえば本望だ」とよく言われた、とそんな話しを聞いていましたが、窯があるならもっと田舎だと思い込んでいました。祖父が通っていたのは、ここだったんだ。